家計

【格安スマホの“SIM沼”にハマる】「最適解がわからない!」乗り換えを繰り返しても見えないゴール 知れば知るほど悩んでしまう現実

「デュアルSIM」対応のiPhone画面(公式ホームページより)

「デュアルSIM」対応のiPhone画面(公式ホームページより)

 ここ数年で発売されたスマホは、2つのSIMを1台で使えるデュアルSIM対応のモデルが主流になりつつあるなかで、Aさんは「SIMの組み合わせも重要になる」という。

「1台のスマホで2つの会社のSIMを使っています。1枚は通話用、もう1枚はデータ専用という感じでもいいし、お互いの弱点を補ったり、強みを活かしてシナジーが生まれる選び方もできます。

 相性が良さそうな2社を探し、“自分にとって最高の組み合わせ”を求めて試行錯誤を繰り返しています。ただ、新規参入や新サービスが登場することも多く、最適解が変わりやすい。もう完全に抜け出せない沼にハマっています。

 今は、楽天モバイル+日本通信で落ち着いていますが、最近は容量別の料金が小刻みで、コスパが良さそうなHISモバイルとイオンモバイルが気になります」(Aさん)

あれもこれも魅力的に映って…調べれば調べるほど沼にハマる

 複数回線を契約する理由は、組み合わせだけでないようだ。商社勤務の20代女性・Bさんは、通信障害があってから回線を分散する重要性を痛感した。

「通信障害が起こった時、1回線しか持っていなかったので誰とも連絡ができなくなり、絶望的な気持ちに。公衆電話をひたすら探して近所を駆け回ったのは苦い思い出です……。

 改めて通信が生活に不可欠なインフラであることを痛感したので、それ以来、固定回線を契約したうえで、スマホの通信会社は複数回線を契約しています」

 Bさんは複数回線のコストを抑えるために格安SIMを契約しているが、「調べれば調べるほど“正解”がわからない」と苦笑する。

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