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【処方される薬代の節約術】ジェネリック薬の活用、時間外加算を避ける、調剤基本料に注目、院内処方にもメリット大

 薬剤師が薬の説明をする報酬に対する「薬剤服用歴管理指導料」を圧縮するには、「お薬手帳」が欠かせない。

「『お薬手帳』を持参するとこの指導料が3割負担で40円ほど安くなります。少額ですが、長期にわたって服用する薬をもらい続ける場合は決して少ない額ではありません」

 費用を圧縮できるのは処方薬だけではない。ドラッグストアなどで処方箋無しで購入する市販薬は「セルフメディケーション税制」を用いて負担を減らせる可能性がある。

「対象となる市販薬を年間1万2000円以上購入すると、確定申告により8万8000円までの所得控除を受けられるのです。医療用医薬品から市販薬に転換された『スイッチOTC』と呼ばれる薬が対象です。パッケージに記載の『セルフメディケーション 税 控除対象』が目印です」

 家族の購入費を合算して申告できるので、市販薬をよく購入する家庭は活用を検討したい。

 年齢を重ねるほど薬との付き合いは増えるだけに、少しずつでも削っていくことが肝要だ。

※週刊ポスト2024年1月26日号

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