玄関が狭くて靴の脱ぎ履きがしづらくストレス
メーカー勤務の30代女性・Bさんも、初めての一人暮らしを始めた20代当時、「玄関の広さや収納」を何も考えていなかったと、その失敗を振り返る。
「玄関について、意識することは何もありませんでした。オンラインで内見した時も、日当たりやバストイレ別、防音性ばかり気にしていました。実際に引っ越したら、玄関が想像以上に狭かったうえ、靴用の収納がないことにも驚きました。必ず設置されているものだとばかり思っていました……。
自分で省スペースの靴入れを設置しましたが、ものすごく邪魔。入りきらなかった靴は部屋の中に置く羽目になりました。玄関が狭いと靴を脱ぎ履きしづらく、毎日小さなストレスを感じるようになり、1年で引っ越しました。次の引っ越しは現地で玄関をしっかりチェックしましたね」(Bさん)
玄関の目の前にエレベーター、人にばったりで気まずい思い
玄関そのものだけでなく、外の環境も大切だ。IT企業勤務の40代男性・Cさんは玄関の目の前にエレベーターがある物件に住んでいる。「玄関の周囲環境まで気が回らなかった」と言う。
「メリットはなんといっても、部屋とエレベーターの距離が短いこと。重たい荷物を持っていてもすぐに部屋に運び入れることができますし、酔っぱらっていても、部屋を間違えることなくたどりつけます。エレベーター前の部屋は、人目に付きやすいから空き巣に狙われにくいメリットもあると思います」