中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

株式投資で「予想が当たったためしがない」50代男性が痛感する才能のなさ 「五輪フィーバーで電通!」「煽り運転対策でケンウッド!」の思惑外れ

「これからはドラレコメーカーが来る!」

 2つ目はJVCケンウッドの株です。2017年6月、東名高速道路で「煽り運転事故」が話題になりました。当時、テレビの情報番組はしきりとこの件に時間を割き、乱暴な運転や恫喝する様子を長々の動画を放送し続けたのです。この時、カギとなったのが被害者や傍観者のドライブレコーダーの映像でした。

 セキュリティの専門家が「これからは自動車にはドラレコが必須です。被害を訴える時の明確な証拠になります」と言っていたこともあり、「これからはドラレコメーカーが来る!」と考えたのです。そこでケンウッドの株を買ったのですが、想定したより上がってくれない。挙句の果てには下がり始める。なんとか黒字になるタイミングで売ることはできたものの、儲けはわずかでした。

 他にもベンチャー社長がしきりと持ち上げていたユーグレナの株も買ったことがあるのですが、やはり上がってくれなかったです。

まぁ、私自身、株式投資の才能はないのだと自覚しています。3台のモニターをズラリと並べてチャートの動きを注視し、「今だー!」とやる程熱心になれるとも思わない。仕事も忙しく本腰を入れるわけにもいかないので、株は老後の楽しみにしようかな、という程度です。

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