リサイクルボックスはゴミ箱じゃない
生活のなかに深く関わるプラスチック、その使用量をゼロにすることはなかなか難しいが、減らす方法は人それぞれ。メーカーに勤務するAさん(30代男性)は、「プラスチック製のフォークやスプーンが必要のない商品しか買わない」という。
「勤務している会社が環境配慮の取り組みに積極的だということもあり、個人的にも極力プラスチックゴミが出ないようにしたい。お弁当を買う時も困らないよう、自前のカトラリーを持ち歩くようにしています。忘れた時は、スプーンやフォークがいらないものを選びます」
金融期間に勤めるBさん(20代女性)は、ペットボトルの「リサイクル」を意識するという。
「あまり大きなことはできないので、まずできそうなところからという意味で……。私は一人暮らしで、家でも外でもめちゃくちゃペットボトルの飲料を飲むのですが、ペットボトルはゴミではなく、リサイクルとして処分することを心がけています。外でもゴミ箱ではなくペットボトルを入れるものという表記があるリサイクルボックスを探します。ゴミ箱にいれると、リサイクルされずにただのプラスチック廃棄になってしまうからです。
ちなみに、自販機の横にあるのは、だいたいがゴミ箱じゃなくてリサイクルボックス。あそこにはペットボトルや瓶、缶以外のものは入れてはいけないはずなのに、たまにスタバのカップとかが無理やりねじ込まれているのを見ると、残念な気持ちになりますね」(Bさん)
少しずつ、プラスチック使用量を減らす意識を持つようになった人も増えている様子。普段の生活のなかでもできることは少なくないようだ。(了)