家計

「楽天経済圏は本当に改悪?」「新Vポイントは有望?」「航空系カードはお得なのか」…知っておきたいポイ活最新事情

昨年12月の制度改正で楽天ポイントの貯め方はどう変わったのか(時事通信フォト)

昨年12月の制度改正で楽天ポイントの貯め方はどう変わったのか(時事通信フォト)

 日々実践できる節約術として定着している“ポイ活”。ポイントにはたくさんの種類があり、それぞれシステムの変更も少なくない。

「最近のポイントは経済圏化が進み、その中心は、携帯キャリアのNTTドコモ(dポイント)、ソフトバンク(PayPayポイント)、au(Pontaポイント)、楽天モバイル(楽天ポイント)のサービスで、これらは4大経済圏と呼ばれています。

 この4社が時折、獲得ポイントや利便性が変わる改定を行うたびに、ネットで『改悪だ!』と声が上がるので、全体的に改悪された印象がありますが、調べてみると、すべてが改悪ということはありません」

 と言うのは、おトク研究家のハイジ博士さん。

「たとえば『楽天経済圏』では、昨年12月に楽天カードの変更があり、これは、楽天プレミアムカードなどの有料カードを対象に、楽天市場でのポイント倍率や獲得上限を下げる改定でした。また、楽天モバイルユーザーの場合、半年間で4000ポイント以上かつ30回以上ポイントを貯めたダイヤモンド会員の還元率が3%から4%に向上した一方、獲得ポイントの上限は、従来7000ポイントだったのが、一律2000ポイントに急落。

 これは還元率4%の楽天市場で月5万円以上の買い物をしても、2000ポイント以上はもらえないということなので、ヘビーユーザーには大きな痛手になります。ただ、『月に5万円も楽天市場で買わない』という人の場合は、還元率が従来より1%上がっているのでお得です」

 これまで楽天経済圏のメリットを効率的に活用してきた、時短節約家でポイ活主婦でもあるくぅちゃんさんは、どう思っているのだろうか。

「私は新NISAも楽天証券でやっていますが、いまはまだ楽天経済圏のままで損はしていません。この先は、『打倒!楽天経済圏』でPayPay経済圏や、TポイントとVポイントの合併グループがいつ追随してくるかわかりませんし、SBI証券も伸びている印象です。だから、常にどの経済圏がお得かアンテナを張っておく必要はあると思っていますが、自分が貯めやすいかどうかが大事かなと思います」

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