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【コンビニ解剖】業界トップ「セブン-イレブン」の強みは“食”へのこだわり “ツナマヨ”がおにぎり文化を変えた

セブン-イレブンの食へのこだわり

“ツナマヨ”がおにぎり文化を変えた

「京の米老舗 八代目儀兵衛」監修の「手巻おにぎりツナマヨネーズ」

「京の米老舗 八代目儀兵衛」監修の「手巻おにぎりツナマヨネーズ」(撮影/玉井幹郎)

“おにぎり”の具材は発売当初、昆布、鮭、梅が定番だったが、1983年に転機を迎える。

「取引先のお子さん(当時小学生)が、ご飯にマヨネーズをかけて食べると聞いて開発されたのが『シーチキンマヨネーズ』(現・ツナマヨネーズ)です」(コンビニ研究家・田矢信二さん)

 具材としての珍しさとおいしさから大ヒットし、“ツナマヨ”がおにぎりの定番具材になるほど食文化を変えた。

缶切り不要のプルトップ缶を開発

「セブンプレミアム 国産さばみそ煮190g」

「セブンプレミアム 国産さばみそ煮190g」(撮影/玉井幹郎)

「片手で手軽に食べられるホットスナックなど、便利な商品が次々と出ていた1980年代。缶切りがないと開けられないため敬遠されがちだった缶詰を、もっと手軽に買ってもらおうと、セブン-イレブン・ジャパンが缶切り不要のプルトップ缶を開発。1981年に発売すると、話題になりました」(吉岡さん)

 いまの缶詰はこのプルトップ缶が当たり前になった。

コンビニ業界初の大型アイスケースが登場

コンビニ業界初の大型アイスケース(写真提供/セブン-イレブン)

コンビニ業界初の大型アイスケース(写真提供/セブン-イレブン)

 アイスキャンディーが主流だった氷菓だが、1990年代、高級アイスクリームがデザートとして認知されるようになった。同時に、利便性から冷凍食品への需要も高まり、1994年に大型アイスケースをセブン-イレブンに導入。店内の中央に置かれるように。さらに2004年、ケースのガラス扉を外し、商品を取りやすくした。業界では初めての試みだったという。

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