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Z世代全員が「タイパ重視」なわけじゃない! ネタバレ消費コンテンツに反発する若者たちの声「マーケッターの思惑では」「ネタバレで稼ぐ風潮に怒り」

「ネタバレコンテンツ」にうんざり…という若者も(写真:イメージマート)

「ネタバレコンテンツ」にうんざり…という若者も(写真:イメージマート)

 昨今、耳にする機会が増えた「タイパ消費(タイムパフォーマンス消費)」や「ネタバレ消費」。中高年以上の世代には馴染みが少ないかもしれないが、「倍速で視聴してコスパをよくしたい」、「先にネタバレを見て、おもしろいと分かってから映画やアニメを見たい」といったZ世代が増えているという。

 こうしたニーズに応えるために、YouTubeやTikTokでは映画や漫画の要約コンテンツや、ネタバレ解説動画などが人気だ。しかし、このような風潮に反発するZ世代もいる。

 都内の私立大学に通うAさん(21歳男性)は、「若者がみなタイパ重視というわけではない」と話す。

「僕は、はじめてタイパという言葉を知ってからも、まったく賛同していません。漫画や映画などの作品は、自分の目で見て結末にたどりつくから面白いのであって、最初からオチを知った状態で視聴するなんて言語道断です。

 そもそも、Z世代全体がタイパ重視、などと言われると、マーケッターの思惑かと怒りが湧いてきますね。若者をバカにしているとしか思えません。

 実際に、僕の大学が高偏差値帯なのもあるかもしれませんが、授業の合間は普通に小説や学術書を読んでいる学生ばかりだし、タイパなんて言葉を使っている人は一人も見たことはありませんよ」(Aさん)

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