「やる気をみせる」スタンスに手を焼く
語学教室スタッフの30代男性・Bさんは、レッスン生のドタキャンに悩まされている。
「正直、こちらも身体を空けて待っているので、ドタキャンは100%キャンセル料をもらいたいぐらいですが、うちの教室はお客さんはノーダメージなんですよね。ドタキャンされるのは、僕に限らず“あるある”です。『一応予約を入れておいて、行けなかったら連絡する』というスタンスの人が少なくないみたいです。
最近契約した女性は、二日酔いで頭痛、寝坊などを理由に毎回来ない。最初はめちゃくちゃやる気で、1か月に8回もの予約を入れたのですが、そのうち来たのは初回の1回だけ」
Bさんも、Aさん同様「その時はやる気をみせる」スタンスに手を焼いているという。
「連絡がくるのは、レッスン時間を過ぎてからですね。こちらからの連絡には絶対出ないんです。それで、『今日は生理痛なので、次の木曜日に振り替えたい』というようにやる気をみせるのですが、結局毎回のようにドタキャン。講師も授業のために準備が必要だし、そのための時間を空けているのですが、全部ムダになってしまいます」(Bさん)
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