条件によって違う特典の枚数
この条件で、自分には関係ないとあきらめてしまった人はいないだろうか。実は【3】は必ずしも必須ではない。
JRE BANKの特典のうち、要ともいえるのがJRE BANK優待割引券(4割引)だ。これは、JR東日本営業路線内の片道運賃および片道料金が40%割引となるものだが、年間の提供枚数は以下の通りとなっている。
・資金残高300万円以上で口座をビューカードの利用代金の引き落としに使用し、なおかつ口座を給料・賞与・公的年金の受け取りに使用した場合→【年間10枚】
・資金残高50万円以上で口座をビューカードの利用代金の引き落としに使用し、なおかつ口座を給料・賞与・公的年金の受け取りに使用した場合→【年間6枚】
・資金残高300万円以上で口座を給料・賞与・公的年金の受け取りに使用した場合→【年間6枚】
・資金残高50万円以上で口座を給料・賞与・公的年金の受け取りに使用した場合→【年間4枚】
・資金残高300万円以上で口座をビューカードの利用代金の引き落としに使用した場合→【年間4枚】
・資金残高50万円以上で口座をビューカードの利用代金の引き落としに使用した場合→【年間2枚】
つまり、口座を給与受け取り先としなくても、資金残高を50万円以上残して、ビューカードの利用代金の引き落とし先に設定さえしておけば、年間2枚は40%割引でJR東日本を利用することができる。
50歳以上であれば、乗り放題の大人の休日倶楽部パスを利用することもあるだろうし、期間限定ながら、えきねっとのサービスで誰でも利用可能な「トクだ値スペシャル21」なら、東北新幹線の「はやぶさ・はやて」で新函館北斗駅まで50%割引で利用できる。こうした機会を除外すれば、年間2枚でも少ないとはいえないのではないだろうか。むしろ年間10枚を手にしても、帰省先が東北新幹線や上越新幹線沿線にあるような人を除くと、すべて消費するのは難しいとすら感じる。