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何時から出していいのか…「朝のゴミ出し」が難しい人々の悩み 多様化するライフスタイルに対応しきれない「ゴミ出しルール」の壁

足が悪い母にゴミ出しをさせるのは不安

 神奈川県に住む会社員のCさん(50代女性)は、戸建ての実家で高齢の母と2人暮らし。Cさんは仕事で地方に行く機会が多く、ゴミ収集日に不在となることも珍しくない。

「基本は私が朝、出勤前にゴミを出し、私の出張中などは母に出してもらっていました。でも、去年母が家のなかで滑って転び、足を悪くしたんです。しかも、我が家は門から玄関までに階段があって、足が悪い母にゴミ袋を持った状態でそこを歩かせるのも怖い。だから、私が不在の時はゴミを出していません」

 介護サービスなどを頼んで、高齢者の代わりにゴミを出してもらうことも可能だ。しかし早朝の場合、追加料金がかかってしまうこともある。

「母は足以外は元気ですし、まだまだ介護サービスを受けるという感じでもない。ゴミ出しのためだけに訪問介護にお金をかけるというのも、どうかと思って……。マンションの場合、マンション内にいつでも住人がゴミを出せる場所が設けられているところがありますよね。どんな人もああいう形がとれたらいいのに、と思うことはあります」(Cさん)

 ライフスタイルや働き方が多様化する今、さまざまな事情によってゴミ出しのルールを守るのが難しい人たちもいる。問題解決の知恵が求められている。(了)

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