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年長者に「好きな音楽は?」と聞かれて素直に答えたくない若者たちの本音 面倒を回避するために選ばれる「ユーミン、スピッツ、サザン」の無難な回答

「自分自身が“査定”されている気がして怖い」

「他人から評価される感覚がある」という人もいる。IT企業勤務の20代女性・Bさんは、「自分自身が“査定”されている気がして怖い」と嘆息する。

「好きな音楽って、どういう人間か勝手に判断されるきっかけになるので、相手にどう思われるのか警戒します」

 そうした観点からBさんは、職場で「好きな音楽は?」と聞かれたら、一貫して答えてきたアーティストがいるという。

「スピッツです。私にとっては音楽の教科書に載っていた人だし、『名探偵コナン』の映画の主題歌の人でもあります。好きな音楽を聞かれたら、迷わず『スピッツとか』と答えていますが、どの年代でも『スピッツいいよねー』と言ってくれます。

 ただ、正直そんなに詳しいわけではないんです。何の曲が好きかと突っ込まれたら、『曲名はわからないんですけど…』と逃げています。本当はゲームのアイドルソングの方が好きなんですが、相手を戸惑わせないための思いやりです」(Bさん)

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