うなぎは皮の存在感が苦手
メーカー勤務の30代男性・Bさんも、「どうしても拒絶反応が出てしまう」と苦笑する。
「うなぎは好きですよ。でも皮は……。脂っぽいうえに、にゅるっとした食感が苦手です。あなごは気にならないんですけど、うなぎは皮の存在感が結構ある気がするんですよね。だから、家で蒲焼を食べる時は、皮ははがして食べます」
Bさんは、「お行儀が悪いと思われるのはわかっている」と続ける。
「行儀が悪いかなとは思うんですが、どうしても口に入れられない。焼鮭の皮も苦手なので、僕は“分厚い皮”が苦手なのかもしれません。ただ、焼鮭の皮ははがして食べても許される気がするけど、うなぎはあまりやらないですよね。だから、人とうなぎを食べに行くのは苦手です。誘われても、基本的にうなぎそのものが食べられないことにして、断ります」(Bさん)
「本物を知らないからだよ」とディスられた
メーカー勤務の20代女性・Cさんは、「うんちくを垂れられる」ことに不満を漏らす。
「この前、会社の人たちと居酒屋に行った時、おつまみメニューにうなぎの蒲焼があって、誰かが頼んだんです。私はいらないと言ったら、『うなぎキライな人いるの?』という話で場が盛り上がってしまい、うなぎの何がイヤなのか、めちゃくちゃ不思議がられました。
仕方なくうなぎの皮が苦手だということ伝えたら、上司に『本物を知らないからだよ』『パリッとした皮がうまいんだよ』『コラーゲンがあって肌にもいいよ』などあれこれうんちくを言われて、面倒でした……」
うなぎの皮が苦手な人は意外と少なくないのかもしれない?(了)