フワちゃん騒動であらためて考えたい「サブ垢」と「誤爆」のリスク（時事通信フォト）
タレントのフワちゃんが芸人・やす子に対しX上で暴言を吐き、それが問題視され予定されていたラジオ番組出演を休止するなど、大きな騒動になっている。この投稿はすでに削除されているが、「サブ垢（匿名のサブアカウント）で投稿するつもりが本垢（本アカウント）で投稿してしまったのでは」といった「誤爆」の憶測も出ていた。
フワちゃんの所属事務所はTBSの取材に対し「既に凍結されていたアカウントを除き、Xの別のアカウントはございません」と答え、その後、フワちゃんも自身もXを更新し「本件は私自身の投稿であり、アカウントを乗っ取られた、裏アカウントから載せようとしようとした文言等ではありません」と表明している。なぜサブアカウントの有無が焦点になっているのか。「そもそもサブ垢は持つべきではない」と考えるネットニュース編集者・中川淳一郎氏が、「サブ垢」と「誤爆」の大きすぎるリスクについて考察する。
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サブ垢って、基本的には悪口を言いたいためのIDなんですよね。だからそんな不毛な理由のために持つ必要はないです。持たない方がいいです。本垢だけで勝負するのがいいんですよ。サブ垢を使っていたことがバレるだけで陰湿な人間扱いされるので、本当はそんなもの持たない方がいい。結局サブ垢というものは、「自分とは別の人間という体で悪口を言いたい」ために作るもの。
こんなIDを作る人を信用したいと思います？ フワちゃんの投稿は、本垢によるものだったと説明されていますが、その真偽はさておき、本垢だと表明したことには意図があるでしょう。フワちゃんに裏の顔がない、という宣言に繋がるからです。仮にサブ垢で書き込んだつもりが「誤爆」したということが判明したら、「裏ではいつもとんでもないことを言っている」とさらなる大炎上必至です。
サブ垢は本当に気持ち悪い。信用していた人間がサブ垢で私のことを散々disっているのを突き止めた時の不気味さと人間のおぞましさを感じた瞬間よ！ 「お前、このIDでオレのことdisってたろ」と問い詰めたら「ごめんなさい！」となりましたが、正直彼のことは一生許しません。本垢で堂々と批判するならまだしも、サブ垢で誹謗中傷をしてくるのは、その人間の闇を感じてゾーッとしました。
