住まい・不動産

【室内がサウナ状態】“酷暑の夏常態化”で住宅選びの王道に異変 「南向き・日当たり」を重視した部屋で「帰宅すると室内が40度超え!」の悲鳴

ロフトのある部屋は便利な点もあるが、夏は苦労するケースも(イメージ)

ロフトのある部屋は便利な点もあるが、夏は苦労するケースも(イメージ)

家に帰ってきたら「ロフトが40度超え」

 Iさん(20代/女性)は「憧れだった」という賃貸デザイナーズ物件に住んでいる。ロフトがあるおしゃれな部屋だが、Hさん同様、家の中の温度ギャップに悩まされていることを明かす。

「2階建てアパートの2階の1Kです。部屋は8畳ですが、大柄の人でもラクラク寝られる広さの天窓つきロフトがあり、そこに布団を敷いて寝ています。

 ロフト部分でも天窓があれば風通しもよさそうだし、広さを感じられていいなと思ったのですが、実際は西陽がガンガンに差し込むので、ロフトは蒸し焼き状態。クーラーをつけてもロフトの中まではなかなか涼しくなりません」

 天窓は基本的に閉めっぱなしだというIさん。あまりに暑いので、「今年の夏はなるべく家にいないようにした」と苦笑いだ。

「天窓を開けていると、夕立が降ったらアウトですし、虫が入ってきてもイヤなので、常時閉めっぱなしです。そのため夏に家に帰ると、家の中が炎天下に停めた車の中のように暑く、先日ロフトの室温を計ってみたら40度を超えていて、室内でも熱中症になりかねない。もはや拷問です……。

 家に帰ってまずやることは、全ての窓を開け放ち、扇風機をガンガン回すこと。それでもこもった熱気が抜けるのに30分ぐらいかかります。そこからやっとクーラーをつけられます」(Iさん)

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