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【新NISA投資でのしくじりケース】大暴落でパニックに陥り全株売りの「損切りミス」続出 実質的に米国株集中投資の「オルカン」の一国偏重リスクにも注意

「オルカン」は米国集中投資にほかならない

 新NISAで注目されている投資信託「オルカン」こと「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」にも落とし穴がある。

「巷では『新NISAはオルカンだけでいい』と盛んに喧伝され、投資初心者が飛びつきましたが、注意点もあります。オルカンの国別組み入れ比率を見ると、7月末時点で米国が62.7%、日本が5.4%、英国が3.3%と実質的には米国集中投資にほかなりません。7月に米国株が暴落したように、一国偏重はリスクがあることを知っておくべきです」(岡山氏)

 さらに外貨建て商品は円高に振れると基準価額が下がり、“損”をする為替リスクも孕む。このため、新NISAでは長期保有に加えて「分散」を意識することが重要になる。

「歳を重ねれば長期保有の効果を得にくくなるため、よりリスクが低い国債などの債券や金投資も選択肢に入れて分散投資を心がけましょう」(同前)

「短期&集中」は投資の大敵である。

※週刊ポスト2024年9月20・27日号

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