9月10日にiPhone 16シリーズが発表された。今回の新モデルには「カメラコントロールボタン」と「アクションボタン」が搭載され、生成AI「Apple Intelligence」に対応するなど、最新機能が盛り込まれている。予約開始は9月13日から、発売は9月20日からとなっている。
毎年9月頃、iPhoneの新モデル発表前には、どんな機能が追加されるか、価格はいくらかなど、さまざまな情報が小出しに飛び交う時期でもある。もちろんそうした情報を楽しみに待ち、精査して買い替えを検討する人もいるだろうが、一方で新モデルが発表される前の段階で「すでに新情報に疲れた」という人も少なくないようだ。
何がすごいのかいまいちわからなくなった
不動産会社勤務の30代男性・Aさんは、iPhone 8 Plus(2017年発売)を使っている。そろそろ寿命を感じているものの、「もうスペック的にはバージョンアップしなくていいんだけど……」と語る。
「なんとなく新しいiPhoneの話題は目に入ってくるんですが、年を追うごとに前モデルと何が違うのか、何がすごいのか、いまいちわからなくなったというのが本音です。今回のiPhone 16も生成AIが使えるようですが、自分に必要な機能なのか……。
情報量の多さや用語の難しさから、次第に『どうでもいいや』という気分に……。興味をもてなくなりました。逆に買い替えの決定打を見つけられず、ずるずるとiPhone 8 Plusを使ってきました」
そんなAさんがようやく買い替えを視野にいれた。iPhone 8 Plusが今秋リリース予定のiOS18の対応機種から外れることを知ったためだ。
「ただ、8以降は、どう考えても僕にはオーバースペック。慣れ親しんだホームボタンのあるiPhone SE2か3、あるいはもう1年待って、来年に発売されるという噂もあるSE4かなと思っています。もうSEシリーズで十分な気がしてきました」(Aさん)