「キャバクラやガールズバーで働いている女子大生が、実は高学歴というケースは珍しくなくなりました」
そう話すのは、つい最近までキャバクラのボーイ(黒服)として働いていた30代の男性だ。
いわゆる“夜職”は、学歴不問で高収入を得られるケースが多く、中卒や高校中退、高卒の女性たちも多く働いてきた。それが昨今、高偏差値の大学に在籍する女性たちが、アルバイト先として夜職に熱視線を注いでいるのだという。
そんな実態について、前出の元ボーイは「『高学歴だから働く先はいくらでも選べるのに、わざわざ夜職をしなくても……』という声は多い」と明かすが、実際、なぜバイトに夜職を選んだのか、“早慶以上”の超高学歴の現役女子学生キャバ嬢たちに話を聞いた。
「なぜこんなところで」の説教“あるある”
都内の名門私立大医学部3年生のゆうかさん(仮名)は、両親とも医者というお嬢様。裕福な家であることは間違いないが、「親からは、遊ぶお金は自分で稼げと言われていた」という。ゆうかさんは、キャバクラで働く理由を次のように語る。
「最もタイパのいいバイトは何かと考えたら、それがキャバクラだっただけです。あと、今しかできないなとも思って。
ファストフードなどの飲食店やカラオケ店なんかが大学生の定番バイトなのかもしれませんが、私は医師を目指しているので、ドレスを着てキラキラした場所で働くのは大学生の間しかできないとも考えました。しかも一般的な昼職なら時給1200円ぐらいですが、キャバクラならその4倍以上です。1回3時間、週に2日働くだけで月12万円というのは大きいです」