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【まさか自分もミスるとは…】コンビニ「セルフレジ」大手3社で異なる操作手順に利用者の困惑、鬼門となるポイントサービス選択のタイミング

そろそろセルフレジにも慣れてきた?(イメージ)

そろそろセルフレジにも慣れてきた?(イメージ)

 キャッシュレス決済とともに、普及する「セルフレジ」。コンビニ大手3社では、ローソンとファミリーマートが商品バーコードの読み取りから支払いまでを利用者が行う“完全セルフレジ”を導入。セブン−イレブンではバーコードの読み取りは店員が行い、支払いのみを利用者が行う“セミセルフレジ”が先行するなか、一部の店舗では商品登録から支払いまで利用者が行うセルフレジを導入し、2025年中に全国の店舗に拡大する計画だという。

 もはや当たり前の存在となりつつあるコンビニのセルフレジだが、その操作手順は各社で異なり、混乱する利用者も少なくない。都内住む会社員のAさん(40代男性)は、ローソンのセルフレジで操作が上手くいかなかった経験を明かす。

「普段行くコンビニはファミリーマートで、基本的にセルフレジを使います。でも先日ローソンに行った時、セルフレジを使おうとしたら、スマホのタッチ決済が全然通らない。困って店員さんを呼んだら、ポイントカードの読み取りの手順でタッチ決済をしようとしていたことが発覚しました。よく、お年寄りがセルフレジを使えないなんてニュースになりますが、まさか自分が操作をミスると思わなかったので、結構動揺しました」

ポイントカードを登録する順番が異なるローソンとファミマ

ローソンセルフレジはピンクのPOPが目印(同社ホームページより)

ローソンセルフレジはピンクのPOPが目印(同社ホームページより)

 たとえば、ローソンのセルフレジとファミリーマートのセルフレジとでは、商品登録から支払いまでの手順が異なる。記者が調べたところ、以下がその概要である。

■ローソンのセルフレジの操作手順
【1】支払い方法(電子マネー、クレジットカード、バーコード決済、交通系電子マネーなど。現金不可)を選択する
【2】レジ袋が必要がどうかを選択する
【3】商品のバーコードを読み取る
【4】利用するポイントサービスを選択し、ポイントカードを登録する
【5】【1】で選択した支払い方法で決済する

■ファミリーマートのセルフレジの操作手順
【1】ファミペイを利用するかどうか選択する
【2】利用するポイントサービスを選択し、ポイントカードを登録する
【3】商品のバーコードを読み取る
【4】支払い方法(電子マネー、クレジットカード、バーコード決済、交通系電子マネーなど。現金不可)を選択する
【5】利用するクーポンがあれば登録する
【6】【4】で選択した支払い方法で決済する

 ローソンのセルフレジでは、最初に支払い方法を選択し、その後商品を登録、さらにポイントカードを登録してから、決済する形。ファミマは先にポイントカードを登録したあとに、商品を登録し、その後支払い方法を選択して決済する。前述のAさんが操作を間違えたポイントもここにある。

「ファミマでは、商品を登録したすぐあとに決済だけど、ローソンは商品のあとにポイントカードを登録する手順。ファミマの“商品のあとに決済”慣れているので、ローソンの“商品のあとにポイントカード”のところで、ミスってしまったわけです」(Aさん)

 こうなると、Aさんとは逆パターンで混乱する人も当然いる。大学生のBさん(20代男性)は、「ファミマでポイントカードの登録を忘れて決済してしまい、『あっ……』ということが何度かあった」と言う。

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