100株よりも多く買う銘柄が満たす「3つの条件」
そんなふうに、「優待株は最低単元(100株)で持つ」のが基本とするかんちさんだが、Xで公表した優待株の保有総額ランキングでは100株より多いものも目立つ。最低単元より多くなるのはなぜか。どう選定しているのか。かんちさんはこう説明する。
「これは意外にシンプルで、増収、増益、増配しそうな企業から選んでいます。値上がりが見込める優待株は『成長株』でもあるわけで、株価の大きな値上がりも期待できて資産も増加する。
加えて、配当金もそこそこの水準であること。配当利回り(1年間に受け取る1株あたりの配当額を購入時の株価で割ったもの)が4%以上(できれば5%以上)で、なおかつ増配傾向の株を選びます。配当利回りがよくても、業績が悪化した企業はいずれ減配する可能性があるからです。しっかり業績が伸びているという要素は欠かせません。
あとは、使える優待がついていて1単元(100株)より買い増しすると優待が増加する企業ですね。この3点にすべて当てはまる銘柄なら、優待単元100株以上を買い足していきます。公開したランキングでは、そうした銘柄が上位にきます」
次のページ:買った優待株は「ほったらかし」でいい