「来年1月以降の新規マネー流入に注目」と経済アナリスト・馬渕磨理子氏(撮影/藤岡雅樹)
「非課税」のメリットが受けられる制度では新NISA(少額投資非課税制度)をフル活用したい。来年1月には制度開始2年目を迎え、運用益が非課税となる投資枠が更新される。そのタイミングを前に、専門家たちは「先回りして年内に仕込む手が有力」と口を揃えた。テレビなどで人気の経済アナリスト・馬渕磨理子氏(日本金融経済研究所代表理事)が言う。
「新NISAは年間に使える非課税投資枠が決まっています(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円)。来年1月に新たな年間投資枠が使えるようになれば、その枠を使った買い増しや2年目の新規参入も考えられます。『成長投資枠』で買った個別株の利益確定をして、その売却によって復活する投資枠を使った再投資も考えられます。来年1月以降はそうした新規マネーの流入が考えられますので、今のうちに先回り投資をしておく手があります」
次のページ:【表】新NISAで年末までに仕込みたい銘柄&投信16