「小で水を流すのはもったいない」に衝撃
都内で事務をしているYさん(30代/女性)は、今まで当たり前と思っていた「トイレの水を流す」行為が、人によって違うことに驚きを隠せなかったという。
「大学時代の友人を家に呼んで、宅飲みをしていた時の話ですけど、とにかくトイレの水を流さない人でした。最初は忘れているだけかと思っていたのですが、違いました。
私はトイレを使ったら毎回流すものだと思っているので、我慢できずに『流して』と言ったら『出先なら流すけど、家だと水がもったいなくない? 大なら流すけど、小のときは3回くらい溜めてから流すよ』と素で言われてびっくりです。そんなものなのかと、こちらが不安になりました」(Yさん)
漫画だけでなくスマホスタンドまで
家族ぐるみで付き合いがある親子を招いた際、習慣の違いを目の当たりにしたと話すのはと埼玉県在住のUさん(40代/女性)だ。
「子供同士も仲が良くて、よく遊んでいる家族同士なんですが、ある時相手の子供が『トイレに行きたい』と言うので『どうぞどうぞ』と、トイレを貸しました。すると、リビングで読んでいた漫画をそのままトイレに持っていくので、ドン引きしました。
自宅のトイレにも漫画が置いてあるんだろうなと思いましたが、私はトイレで本や漫画を読むのは生理的に受け付けない。トイレは用を足すところであって、本を読むところじゃないと思っているんです。
だけど、この家族は逆。『トイレで漫画読むの?』と話を振ってみたら、親が『むしろ落ち着いて本を読めるところなので、ウチでは普通』とのこと。スマホも普通に持ち込んで、なんならトイレの中にスマホスタンドがあると聞いて驚きました」
自分の家では当たり前の行動でも、他人にとってはその“常識”が違うことがある。他人の家でトイレを借りる場合は、学校や職場など、公共の場と同じ気持ちで入ったほうが“間違い”はないのかもしれない。(了)