買い物などでポイントを貯める「ポイ活」の活況が続いている。各企業がお得なサービスを拡大させているが、旅行好きの人にとっては航空業界の「マイル」も選択肢となる。これまでは特典航空券と交換するのが当たり前の使い途だったが、国内航空大手のJAL(日本航空)では、ひと味違ったマイルの用途も提供している。
同社が注力しているのが、マイルをつかっての「体験型アクティビティ」だという。JALのマイレージ事業部担当者はこう話す。
「『JALプレミアム体験特典』と銘打って、ミュージカルや舞台鑑賞、通常はなかなか手に入らないスポーツ観戦のチケットなどとマイルが交換できるサービスを拡充しています。お金をかけても手に入らないような体験をご提供することで、『1マイルの価値はプライスレス』と実感していただきたいと考えております」
そうしたなか、JALは10月17日から新たなマイル特典の提供を始めた(JAL・Visaカード会員限定)。5万マイルで、Bリーグ・千葉ジェッツの新しいホームアリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY」での試合をコートサイドで観戦できて、プレミアムラウンジ「JAPAN AIRLINES LOUNGE」も利用できるという内容だ。5万マイルで1組2席と交換でき、通常のチケット価格の場合は1席10万円のサービス内容である。
今回は記者が、プレミアムラウンジとコートサイドでの千葉ジェッツの試合観戦を体験した。