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終わりなき「ラーメンとレンゲ」をめぐる論争 レンゲで「ミニラーメン」派、直接すする派、麺に添える二刀流派、それぞれの流儀と主張を聞いてみた

ラーメンのすすり方、どうしてる?

ラーメンのすすり方、どうしてる?

 日本人の「国民食」ともいえるラーメン。多くの人に愛される存在だからこそ、人それぞれの食べ方があり、ときに互いの価値観がぶつかり合うこともしばしばだ。

 たとえば、大手質問投稿サイトでも、「レンゲを使わないとマナー違反?」という投稿は珍しくない。投稿は「レンゲを使わずに直接麺をすすったところ、同行者から『行儀が悪い』と注意された。私はマナー違反なのか」といった主旨で、投稿者が困惑している様子がうかがえる。ほかにもラーメンを食べる際のレンゲの使用をめぐる投稿は数多く存在するところを見ると、食べ方のスタイルを気にする人は少なくないようだ。

 ラーメンの麺を食べる際、これまで議論になってきたのは、すする音が不快だという“ヌーハラ”問題だが、そもそものすすり方にもさまざまな流儀がありそうなこの論争。それぞれの主義主張を聞いてみた。

「レンゲにミニラーメン」派が主張する“メリット”

 メーカー勤務の20代女性・Aさんは、ラーメンの食べ方として直接すすらず、「レンゲに麺とスープを乗せてから食べる」という。

「ラーメンを食べるとき、レンゲに“ミニラーメン”を作ってから食べます。スプーンの上でパスタをフォークで巻く食べ方と似ています。レンゲに麺を乗せることで、麺を一口で食べられる量に調整できるし、麺とスープが適度に冷めるので、スムーズに口に運ぶことができるように思います」

 Aさんにとって“ミニラーメン”のメリットは、それだけではないという。

「レンゲを使わずそのまますすったら、汁が飛び散ると、自分の服やテーブルを汚しかねません」(Aさん)

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