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ビジネス

絆創膏売上3年連続トップ「ケアリーヴ」シリーズ、発売元のニチバン担当者が語る“四半世紀の挑戦”の道のり 「価格が高い」「大容量は売れない」…業界の常識を覆した戦略

指を曲げてもフィットする

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よく伸びる

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 現在に至るまで一貫して続けているサンプリングも、試行錯誤をしながら、認知度を上げてきた。試行錯誤が必要なのは、「絆創膏は、ケガをしないと使わない」という特性に起因する。

「絆創膏が必要になるシーンを想定しながら、実際に必要としそうな方になるべく渡る方法を考えています。たとえば過去には『登山をする方は、絆創膏があるときっと安心だろう』ということで富士山の五合目に社員が出向き、そこでサンプルを配布しました。最近では大手ファッション通販サイトとコラボし、靴にサンプルを同封した事例もあります」

 ただし、実際の利用シーンを想定した場所ばかりで配っていたわけではない。若年層への認知度を上げる仕掛けとして、大手ファストフード店のおまけとして配布したこともあるという。このときは、「なぜハンバーガーを買ったら絆創膏が!?」という意外性が話題化に貢献した。

次のページ:「高い絆創膏は売れない」という“業界常識”への挑戦

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