「フチが黒く汚れない」「皮膚が白くふやけない」秘密
ところで、傷がないところに絆創膏は貼っていいものなのか。ニチバンの担当者に訊いてみたところ「絆創膏は傷を保護するものですが、実は薬が塗ってあるわけではないので、問題ありません。絆創膏についているガーゼは、あくまで傷口を保護するためのものです」という回答が。
また「フチが黒く汚れない」「皮膚が白くふやけない」といった特徴も、ケアリーヴに施された“工夫”が一役買っているという。
「一般的な絆創膏は、通気性の無さを『小さな穴を開ける』ことで解消しています。しかし穴の開いた部分しか通気性が無いのでムレやすく、ふやけて剥がれやすくなるため、粘りの強い粘着剤を使う必要がある。黒い汚れは、その粘着剤がテープからはみ出て、汚れが付着するためにできるものです。
ケアリーヴは、柔軟性に優れた高密度ウレタン不織布を採用しており、粘りの強いノリを使う必要がないのでズレにくく、結果としてふちが黒く汚れることはありません。また皮膚が白くふやけるのは、絆創膏の内側が汗や水蒸気によって過度に湿るためですが、ケアリーヴは皮膚からの水蒸気を外に逃がすので、そうしたことも起こりにくい仕様になっています」(ニチバン担当者)
ケアリーヴ女子たちの支持を集めている背景には、商品開発の工夫も影響しているようだ。