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「お風呂には入りたいけど…」風呂キャンセル界隈とは“真逆”の「シャンプーキャンセル界隈」女子たちの本音 「髪を洗うと乾かすのが大変」「寝癖がつくのが嫌」

ロングヘアだと「乾かすのが大変」の声も(写真:イメージマート)

ロングヘアだと「乾かすのが大変」の声も(写真:イメージマート)

 精神的・身体的に疲れていたり、面倒になったりして風呂に入らなくなる人たちを指す「風呂キャンセル界隈」という言葉が昨今、ネット上を賑わせている。意外にも若い女性に多いとされ、そのワードはSNS上で共感を呼びながら大きく拡散された。雑誌『egg』が発表した「2024年ギャル流行語大賞」で5位にランクインするなど、注目を集めている。

 その一方で、風呂には入るものの「洗髪」をしない“シャンプーキャンセル界隈”の女性たちも少なからずいるようだ。 実際に普段の生活でシャンプーを“キャンセル”している女性たちに、その事情と本音を聞いてみた。

「お風呂は好きだけど…」

 胸のあたりまである黒髪ロングヘアが印象的な専門学校生のAさん(19歳)は、「正直、冬はあまり頭を洗いません」と明かす。

「髪が長いと乾かすのが大変なので、洗うのをついサボってしまいます。冬は汗もかかないから、汚くないかなって。三つ編みなどで結べば多少のハネはごまかせるし、洗う必要性を感じないというか。お風呂は好きなので、冬は温まるために毎日入ります。顔と身体だけ洗う感じです」(Aさん)

「乾かすのが面倒」という悩みは“ロングヘアあるある”のようだ。茶髪のセミロングで、毛先にパーマをかけた大学生のBさん(21歳)も同じ理由で“シャンプーキャンセル”しがちだという。

「私の場合、長いだけでなく毛量も多いので、乾かすのにかなり時間がかかります。速乾ドライヤーも買って試しましたが、一般的なドライヤーよりも大きくて重たく、手が疲れるので正直使いたくない。なので、翌日人に会う予定がない日は、髪を洗うのを“スキップ”する癖がつきました」(Bさん)

 そもそも昨年「風呂キャンセル界隈」というワードが流行した発端は、あるXのユーザーの「お風呂入るのが嫌すぎてドライシャンプーを買った」という投稿だった。“風呂キャンセル界隈”の人たちには「お風呂に入るのは面倒だが、髪は清潔な状態を保ちたい」という悩みがあったが、“シャンプーキャンセル界隈”はその真逆ともいえる。とはいえ、髪のおしゃれに無頓着というわけでは決してなく、現にBさんの髪色は明るい栗色だ。

「カラーをした日はシャンプーをしなくていいので、ちょっとだけ『ラッキー!』と思います。また、好みの髪色にしてもらった時は、色落ちが嫌で何日か洗いたくないです。髪色にはこだわりたいけど、シャンプーは嫌いなんですよね(笑)」(Bさん)

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