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《フォロワーが欲しくて…》SNSで“かわいそうな自分”を演出するために「誹謗中傷を自作自演」したママ友 強すぎる承認欲求の裏側にあるのは“自己肯定感の低さ”か

承認欲求が強すぎて“かわいそうな自分”を演出するケースも(イラスト/白ふくろう舎)

承認欲求が強すぎて“かわいそうな自分”を演出するケースも(イラスト/白ふくろう舎)

 人に認められたい、注目されたいという“承認欲求”は誰にでもあるが、それが強すぎると周囲から疎んじられるもの。迷惑をかけない・かけられないために知っておくべきこととは何か? 不安専門カウンセラーの柳川由美子さんはこう語る。

「人に認められたいという人間の基本欲求のひとつで、誰もが持っています。集団で生きる人間にとって、周囲に認められるかどうかは生存に直結します。自分の存在価値が認められることで、食料を分けてもらえ、その場にいることが許されるからです。逆に認められなければ排除されてしまうため、承認欲求を満たす言動は人にとって必要不可欠なことなのです」

 とはいえ、周囲に“承認欲求が強すぎる人”がいた場合、そのつきあい方はなかなか難しい。以下、女性読者から寄せられた具体的なケースとともに、その対処法を紹介しよう。

かわいそうな自分を自作自演する女性

 ママ友のN美(48才)は料理が上手で、SNSにレシピやお弁当の写真などを投稿していました。最初は、「メニューがマンネリ化しないよう、記録として載せているだけ」と言っていたN美も次第にフォロワーや「いいね!」の数が増えると、注目されることがうれしくなったようで、朝昼晩の3食を毎日投稿し、パーティーでもあるのかというほど豪華な料理ばかり作るように。SNSにのめり込んでいくのがわかりました。

 ところがしばらくすると、「先月からフォロワー数が全然増えないの」と愚痴を言うように。人気がなくなったわけではなく、素人にしては充分なフォロワー数。しかしN美は、これだけがんばっているのに、思ったほどの評価が得られないと不満なようでした。

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