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ライフ

《フォロワーが欲しくて…》SNSで“かわいそうな自分”を演出するために「誹謗中傷を自作自演」したママ友 強すぎる承認欲求の裏側にあるのは“自己肯定感の低さ”か

【チェックリスト】当てはまる個数が多い人ほど、承認欲求が強いかも

【チェックリスト】当てはまる個数が多い人ほど、承認欲求が強いかも

 そんなある日、N美は自分のSNSに、《私を誹謗中傷するこんなDMが届きました。私の料理、そんなにまずそう?》と、投稿。すると一気に励ましのコメントが寄せられました。この一件があってから、N美のフォロワー数が増加。

 その後もちょくちょく誹謗中傷が届くようで、そのたびに悲しむ様子を投稿していたのですが……。あるアカウントから、《N美のいう誹謗中傷は自作自演です》というコメントとともに、誹謗中傷のDMを送るようN美が依頼したメールのスクリーンショットが投稿され、言い逃れできない状況に追い込まれてしまいました。

 その後は言わずもがな。肯定的なコメントをしてきた人たちもすべて手のひらを返し、本当の誹謗中傷をするように……。N美は現在、すべてのアカウントを消してSNSから離れ、私たちママ友にも会わなくなりました。

【柳川さんのアドバイス】
「N美さんは自己肯定感が低く、注目が薄れることに対し、相当な恐怖を感じていたのでしょう。できれば、SNSの利用時間を減らし、ほかの楽しみを見つけてほしいですが、それが難しいようなら、毎日3つのよかったことと、その理由を書き出すことをすすめてみてください。加えて週に一度は、感謝したこと(人にでも物にでもOK)も書き出すと、幸福度が上がり、自己肯定感の低さが改善されます」

【プロフィール】
柳川由美子さん/不安専門カウンセラー、公認心理師、臨床心理士、ヘルシーライフサービス代表取締役。自分自身の不安症の克服経験から、カウンセラーとして独立。著書に『不安な自分を救う方法』(かんき出版)、『晴れないココロが軽くなる本』(フォレスト出版)。

取材協力/川辺美奈子

※女性セブン2025年1月30日号

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