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創刊100周年『小学一年生』

【創刊100周年『小学一年生』一世紀の歩み】1972年には発行部数128万部、ゲームも漫画の“学習の種”に 少子化が進む今も「読者の関心事や心配事に向き合う」誌面づくり

『小学一年生』の歩み

『小学一年生』の歩み

ゲームも漫画も「学習の種」

 そうした「読者」の目線を養うべく、子どもたちへの取材が重視されてきた。モニター校に雑誌を送ったり、山間部の1学年1クラスしかない学校を訪ねたりして、子どもたちの感想や関心事を調査した。

「漫画やゲームを積極的に掲載したのも、遊びながら興味が湧く“学習の種”と考えたからです。テレビゲームには保護者からの心配の声が多かったから、任天堂の山内溥社長(当時)にインタビューしてゲームの意義を保護者向けページに掲載しました」

 少子化が進む昨今だが、現編集長の明石修一氏はこう語る。

「今も昔も、新入生の期待と不安を受け止め、応援する雑誌であることに変わりはありません。当たり前ですが、新入生と保護者の方は毎年入れ替わるので、今後も毎年、読者の関心事や心配事に向き合っていきます」

取材・文/上田千春

※週刊ポスト2025年2月28日・3月7日号

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