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キャリア

トップ5%の戦略コンサルが考える“思考法との向き合い方” 画期的な視点は本来わかりようもない他者の異質性をとらえることから生まれる

 アベレージゴルファーはスイングにこだわり、実際きれいなスイングをする人も多くいます。そして、飛距離やナイスショットを追求します。ところが、70台80台で回る上級者で、スイングにこだわっている人はあまりいません。一発の飛距離や会心の当たりにもあまり興味はないのです。実は上級者とアベレージゴルファーでは「ゴルフとは何か」の考え方が根本的に違い、ゴルフのスイングではなくゴルフそのものが異質なのです。

 戦略コンサルタントも似たところがあって、思考法に頼ろうとするのはアベレージゴルファーがスイングの型や理論にこだわるようなものです。確かに、論点思考や仮説思考を身につければ平均以上で及第程度にはなれるかもしれません。

 一方でトップ5%はゴルフでいうシングルプレーヤーのような存在で別格です。彼らも「○○思考」の基本は知っていますが、正直な話、実は「そういうのもあるよね」くらいにしか意識していなかったりします。実際、トップ5%はそれら思考法の習熟度で別格のパフォーマンスを発揮できるわけではありません。

 では、トップ5%の戦略コンサルタントは標準的な戦略コンサルタントと何が違うのか。決定的かつ根底的に違うのは次の2つです。

【1】思考法に先立つ「思考態度」
【2】思考を非日常へと誘う「思考枠」

「思考態度」や「思考枠」は私の造語なので聞き慣れないと思いますが、トップ5%の思考の違い・特徴を端的に表現した思考特性に関わる概念なので、覚えておいていただくとよいと思います。

 思考法に先立つ思考態度とは何のことか。ここでは、思考法自体が優れた問題解決や創造性の源泉ではないことを理解しておきましょう。

次のページ:どんな「方法論」を応用しても画期的な新発見はできない
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