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藤川里絵「さあ、投資を始めよう!」

【知っておきたい債券投資の基本】債券の正体は「借用証書」、株式よりも低リスクで安定性が高い傾向 ただし外国債の為替変動リスクには注意が必要

債券に投資するメリットとは

債券に投資するメリットとは

 株式市場の不安定な動きが続く中、比較的安定している債券投資に注目が集まっている。では、債券投資の仕組みや、メリット、リスクはどのようなものか。また、何から始めるのがよいか。『世界一楽しい!会社四季報の読み方』などの著書がある個人投資家で株式投資講師・藤川里絵さんが解説するシリーズ「さあ、投資を始めよう!」。第133回は、「債券投資」について。

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 株式市場の不安定な動きが続く中、比較的安定している債券投資に注目が集まっています。ただ、日本では、債券投資がそれほど一般的ではないため、どういったものかあまり知られていないようです。

債券投資のしくみ

 債券とは、発行体(国、自治体、企業など)が投資家から資金を調達するために発行する借用証書で、発行体にとっては「借金」、投資家にとっては「貸付」のようなものです。

 投資家は債券を購入することで発行体に資金を提供し、その見返りとして定期的に利子を受け取ります。満期時には、発行体が破綻しない限り債券の額面金額が払い戻されるため、株式にくらべて比較的リスクが低いとされています。

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