たった30分でも早起きの習慣がつくと、時間にも気持ちにも余裕が生まれ、無駄遣い防止につながる。早起きで防げる浪費、生み出せるお金とは? 著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)があるファイナンシャルプランナーの西山美紀さんが語る。
「以前、ある企画で調査したところ、年間100万円以上貯蓄している人の約5割が早起きを習慣とし、貯蓄ができている人の9割が睡眠は大切と答えました。睡眠や起床時間のコントロールは、貯蓄への意識にもつながるようです」と西山美紀さん。
早く起きれば避けられた出費の数々。1回分は少額でも1年でこんなになる! 以下、「朝寝坊で損するお金」を具体的に見ていこう。
朝寝坊して電車に乗り遅れた! タクシーに乗り遅れるとかなり痛い。タクシー代1回2000円として、月に2回乗ったなら、年間4万8000円も浪費してしまう。
急な雨でついやりがちなのが、ビニール傘を買うことだろう。天気予報をチェックしないで出かけると、傘を忘れて外出先で買うことに。傘代を1本500円として、月1回買ったなら、年間6000円のムダ遣いになる。
毎日のワイシャツのクリーニング代も、1枚150円とし、1週間で5枚出したとすると、年間3万6000円の出費だ。今どきの形状記憶シャツは優秀。朝15分もあれば2、3枚はアイロンをかけられる。