三井さんは、「自動運転」関連に目を向ける。
「独立系の自動車部品メーカーである三桜工業は、次世代電池『全固体電池』を米企業と共同開発し、電気自動車向け電池の本命となりそう」
藤井さんは、金融とITの融合「フィンテック」関連を推す。
「日本通信が開発する『FPoS(エフポス)』という通信基盤は、これから商用化に向けた取り組みが進みます。今後3~5年で時価総額を15倍以上に成長させる見込みで、計画通りなら株価10倍も夢ではない」
多くの専門家が有望視するテーマが、次世代通信規格「5G」だ。あらゆるモノがネットにつながる「IoT(モノのインターネット)」時代の到来に欠かせない技術として成長が期待されている。
「5G基地局や端末用の部材を手がける岡本硝子、複数のアンテナで通話品質を向上させる技術を開発中の理経は有望です」(藤井さん)
「海外株」も選択肢だ。特に世界の有力企業が上場する「米国株」は1株から購入可能。証券会社で海外株の口座を開いて、ドル建てで取引する。
5万円台以下ならハードルも高くない株式投資。5年後の果実を見越して、今から挑戦する価値はあるかもしれない。
※女性セブン2019年7月11日号