年齢を重ねるほどに増えていく薬はジェネリックを活用したい。5種類以上の薬を処方されている人の割合は65歳以上で約3割、75歳以上で約4割だとする調査もある。そのうち2種類、それぞれ1錠60円の薬を20円のジェネリックに換えて毎食後飲んだ場合、薬代(3割の自己負担)を月額2160円減らすことができる。
「一家に一台」が当たり前だった固定電話も見直しが必須である。携帯電話、スマホが主流になり、固定電話を利用するメリットは少ない。振り込め詐欺や悪質な勧誘のリスクが増すばかりだ。
NTTを利用している場合、月々の基本料金は1700円(税別)。解約すればこの費用を丸々浮かせられる。
こうした工夫の、ひとつひとつは些細なものだが、図の通り、合わせると毎月4万円弱の支出減になる。30年続けると1370万円に達する計算だ。
※週刊ポスト2019年7月19・26日号