社会保険料の支払い額は年齢や月収によって異なるが、例えば50才で月収約15万円の場合、介護保険料も含めて月に約8700円が天引きされる。そうなると、労働時間は増えたのに月の手取りが減るので、損した気になるのは確かだ。
「ただし、長い目で見ればお得。国民年金より厚生年金の方が年金額は増えますし、病気やけがで働けなくなっても傷病手当が出て、もしもの時の障害年金も増えます」
ほかにも、納める税金があれば、節税効果のある確定拠出年金を使うメリットも増える。目先の収入に捉われず、これからどう働くのが幸せか、この機会に考え直すのもいいかもしれない。
※女性セブン2019年8月22・29日号