夏も終わり、肌寒くなり始めるこの季節。秋服や冬服を購入する人も多いだろう。しかし、こんな季節の変わり目だからこそ、夏服を大量に買うという人もいる。
30代の男性会社員・Aさんは、毎年のように、9月頃Tシャツを何枚も買うという。
「季節が終わるとセールが始まりますからね。特にTシャツなんて基本的に夏に着るものなので、夏が終わると一気に安くなるんです。だから、セールが始まったら、翌シーズンに着るためのTシャツをまとめ買いしておきます。半額くらいで買えることも多いので、もはや定価では買えなくなりました」(Aさん、以下同)
そんなAさんが好んで買うのは、CDのジャケットやバンドのロゴなどがデザインされた音楽系Tシャツだという。
「夏の終わりになると、CDショップがTシャツのセールをやるんです。割引率も50%引きは当たり前で、中には70%引きというものもある。そして、CDショップで売られているバンドのグッズTシャツはそもそも定価が3000円くらい。中には定価で2000円くらいのTシャツもあって、さらにセールで割引されるので、とにかく安い。毎年4~5枚くらいは買ってしまいます」
とはいえ、翌シーズンに着るための服を前の年に買うとなると、流行遅れになってしまうのではないだろうか?
「音楽系Tシャツであれば、あまり流行は関係ないと思います。自分が好きなバンドのTシャツしか買わないし、そこは流行どうこうではなく、あくまでも自分のこだわりですから。ブランド系のおしゃれなTシャツだと、次のシーズンは流行遅れといったことがあるのかもしれませんが、音楽系Tシャツならそういったことは気にしないで済む。流行に左右されないためのテクニックにもなります(笑)」
サイズに妥協は厳禁。狙いはちょっと大きめ
ただし注意をしなければならないのが、サイズだ。Tシャツを購入したときはジャストサイズだったとしても、その1年後には体型が変わっている可能性もある。
「30歳を超えたくらいから体重も増えてきて、TシャツのサイズもMからLに変わりました。さらに今でも年々体重は増加傾向にあり、お腹も出がち。1年前に着られたTシャツが翌年の夏にはパツンパツンになることも……。だから、ちょっと大きめのサイズを買うようにしています。“在庫がないから小さめのサイズでもいいか”みたいな妥協は絶対にダメ。大きめなら安心です」