家計

全国で1万4000店以上 消費税「実質3%」で買える店の探し方

キャッシュレスの対象店舗は赤いポスターが目印(写真:時事通信フォト)

キャッシュレスの対象店舗は赤いポスターが目印(写真:時事通信フォト)

 ついに実施の消費増税。今回、重要なのは軽減税率やポイント還元の存在で、実質的な税率が「10%」だったり「6%」「5%」「3%」だったりして、異なるということだ。“お得な店”はどうすれば見つかるのか。

 今回の消費増税は、複雑極まりない。

「買い物をする店舗や商品、代金の支払い方の組み合わせによって税率の軽減や還元策があり、5通りもの税率が存在することになる。事業者、消費者の混乱は避けられません」(ファイナンシャルプランナーの森田悦子氏)

 軽減税率が適用される飲食料品(酒を除く)を買う場合の実質税率は、大企業(還元なし)は8%、コンビニなど(2%還元)は6%、中小店舗(5%還元)は3%となる。軽減税率が適用されないそれ以外の商品の場合、大企業は10%、コンビニなどは8%、中小店舗は5%だ。

 覚えておきたいのは“最も得をする”買い方だ。必需品の食料品は「消費税3%」で買う方法がある。

「食料品には軽減税率の8%が適用されます。さらに中小の小売店でクレジットカードなどを使いキャッシュレス決済すれば、5%のポイント還元となる(*注)。つまり実質的な税率は3%まで抑えられます」(森田氏)

【*注/「中小」とは小売業の場合、資本金の額または出資総額が5000万円以下の会社、または常に使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人事業主を指す】

 そのためには「ポイント還元」への理解が欠かせない。来年6月までの9か月間、中小商店で商品を購入すると、5%のポイントが還元される期間限定の施策だ。

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