2016年4月に電力の小売全面自由化がスタート。当初は既存の電力会社も新規参入業者も手探り状態だったが、それから3年半が経ち、各社とも消費者のニーズに合ったサービスをラインアップするようになっている。
しかし、電力の見直しは全世帯で8割が手つかず状態。契約する電力会社そのものを見直せば、年間数万円という単位で電気代をカットできる可能性がある。
そこで、全国のエリア別にお得な電力会社をランキング化した。ここでは、「2人暮らし世帯版」を紹介しよう(※30A契約、月々の電気使用量を平均348kWhと想定した場合の試算)。ベスト3は別掲の表をご覧いただくとして、以下にエリア別の1位を抜粋してまとめた。
【*アンペア数、電気使用量は総務省「家計調査」の電気料金のデータをもとに平均値を推計。従量電灯は一般家庭向けのプランを表示した。期間限定割引やセット割引、ポイント割引などは含めず、電気代のみで比較。沖縄電力エリアは比較できる電力会社が少ないため省略。すべて2019年9月末現在の情報であり、節約額を含め、変動があることをご了承ください】
■北海道電力エリア(北海道)
従量電灯B 現在の平均電気料金1万854円/月
【1位 F-Power】
プラン名:ピタでん使った分だけ
推計電気料金/月:9831円
1年間の節約額:1万2270円(月々1023円)
■東北電力エリア(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、新潟)
従量電灯B 現在の平均電気料金9017円/月
【1位 新潟県民電力】
プラン名:にいでん県民プラン
推計電気料金/月:8362円
1年間の節約額:7866円(月々655円)