定額で“~し放題”のサブスクリプション(サブスク)サービスが花盛りだが、加入したものの、結局あまり使っていないサービスもあるのではないだろうか。無駄だと気づきながらも、ダラダラと料金を支払い続けている月額サービス……、そんな「サブスクの沼」にはまったユーザーたちの声を集めた。
20代の女性・Aさんは、語学学習系サービスに月1000円支払っている。
「今後のキャリアを考えると、英語は欠かせない自己投資。仕事で思い悩んだ時に、つい学習サービスに加入してしまいがちで、今までにもオンライン英会話やTOEIC学習アプリなど、たくさん試してきました。ただ、いざ始めてはみるものの、1か月ぐらいでモチベーションが続かなくなる。とはいえ、業務上必要なことには変わりがないので、『明日には勉強する気が起きるかも』と、つい課金し続けてしまっています」
自宅近くにあるフィットネスジムに、毎月8000円支払っているのは、30代の男性・Bさん。
「形から入れば行く気になるかと思い、ウェアも購入。頑張って通うつもりだったのに、実態は週に1回行けたらいいぐらい。月に5回行ったら元がとれる、などと計算するばかりなうえ、会社帰りに行っても疲れているので、シャワーを浴びて帰ってくる感じ。高い入浴代です。でも解約すると、ますます運動から離れてしまいそうで、なんだかんだ会員のままです」
同じく30代の男性会社員・Cさんは、3種類の音楽サービスに課金している。
「大手の音楽配信サービス2つと、アニメソング専門の音楽サービスに、毎月3000円近く費やしています。配信されている楽曲がサービスごとに異なるため、こういう状態。優先順位をつけて、1つに絞るべきなのでしょうが、『月に数千円ぐらいであれば問題ない』と考えてしまい、ダラダラと契約し続けています」