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年収850万円超会社員と自営業者の税負担増、どう対策するか?

額面年収1000万円の会社員の場合

額面年収1000万円の会社員の場合

 イデコやふるさと納税を駆使して税負担を減らす。そうすることで、税金額を抑えるだけでなく、年金の積み立てや返礼品がもらえるなどで、お得を味わえるというわけだ。そして、もう1つの対策は、夫婦で稼ぐことだという。

「世帯年収1000万円を目指す場合、夫1人だけの稼ぎより、共働きで500万円ずつ稼いだ方が支払う税金は少なくて済みます。もし、調整ができるなら、多少残業代が減ったとしても夫に仕事のペースを落としてもらって家事を分担し、妻の収入を上げる方が、長期的にみると家計の手取りは多くなると考えられます」(風呂内さん)

 一方、青色申告をしている自営業者やフリーランスは、「青色申告特別控除」が65万円だったが、55万円に減る。ただし、e-Tax(*)による電子申告を行うか、電子帳簿保存を行えば、65万円に据え置かれ、基礎控除の増額と合わせると控除額は10万円増え、減税となる。自営業者が税負担を減らすには、電子申告による青色申告が必須となる。

【*e-Tax‥‥正式名称を国税電子申告・納税システムといい、国税庁が運営する、国税に関する申告・申請・納税手続のオンラインサービスのこと】

※女性セブン2020年1月16・23日号

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