家計

抵抗感はない? 購入者が語る「靴を中古で買う」メリット

ニオイや水虫の懸念は?

 そんなBさんは、社会人になった今でも、中古靴をよく購入するという。

「営業職なので、靴は消耗品。本音ではスニーカーを履きたいくらいですが、そうはいかない。未使用品がベストですが、使用頻度が少ないものが狙い目。私は多少の傷やシワは気にならないので、値引き交渉もしやすくて気に入っています。最近はブランド品を数千円でいくつも購入して、多少は手入れしながらも履きつぶして捨てることが多いですね。その方が1足が長く持つし、経済的にも出費が少なく済むので気に入っています」(Bさん)

 とはいえ、他の人が履いた靴を履くことに抵抗感はないのだろうか。Bさんは「素足で履くわけではないから」と、気にしない。

「素足で履くのであれば若干抵抗はありますが、靴下を履いているわけですから、あまり気になりません。例えるなら客先や旅行先でスリッパを履くようなものです」(Bさん)

 中古の靴を購入するうえで気になるのは、ニオイや水虫の懸念。中古でスニーカーをよく購入するという20代男性会社員・Cさんは、対策を講じていると話す。

「ネットオークションやフリマアプリでは限定品の中古品が安くなっている場合があります。未使用品が望ましいですが、状態が良好なうえに安ければアリかなと。ただし、やっぱり水虫は気になるので、商品が届くと丁寧に洗ってから日干しして、UV滅菌ライトで消毒してから使用します」

 抵抗感を抱く人が多いイメージのある中古靴だが、実際のユーザーの声を聞くと需要がそれなりにあるのは間違いないようだ。

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