公益社団法人・全国有料老人ホーム協会の調査によれば、有料老人ホームの退去理由(死亡以外)で、「認知症の進行」は介護付ホームで11.7%、住宅型ホームで17.9%となっている。介護・福祉に詳しいケアタウン総合研究所代表の高室成幸氏が語る。
「契約時の入居契約書や、重要事項説明書などに、必ず『退去要件』について記載されています。ただし、施設の受け入れ体制によって、『どの程度の迷惑行為によって退去となるのか』に差が生じます。
施設を選ぶ場合、過去の認知症での退去件数・事例を施設に尋ねれば、受け入れ体制のレベルがどの程度かが分かる」
※週刊ポスト2020年3月13日号