全社で決まったリモートワークにより、今年のホワイトデーのお返しに悩んでいると語るのは、IT企業に勤務する20代男性・Bさん。
「3月内は基本的にリモートワークと決定。出社している人は4割くらいです。いつ通常の勤務形態に戻るのかが読めない中で、ホワイトデーをどのように迎えればいいか分かりません。直接手渡すのが難しい人も多いので、数か月日持ちするクッキーやマドレーヌを買おうと思いますが、いつ出社するかわからないのに、どう渡せばいいのか……」(Bさん)
メーカー勤務の30代男性・Cさんは、もともと職場でのホワイトデーを苦手と感じていた。Bさん同様、今年はとりわけリモートワークになっているため、「お返しに困る」という。
「職場ではあまりにも多くの義理チョコをもらうので、誰に何をもらったのか覚えていられません。その悩みに拍車をかけているのが、年々増えている有志が、連名でチョコを贈るケース。女性陣からすると、チョコ代を割り勘にするメリットがあるのでしょうが、男性からするとお返しが分散しただけに過ぎず、出費が増える要因となっていました。小遣いが限られているなか、ホワイトデーは正直まあまあ負担です。もうリモートワークだし、14日は土曜日だし、これをきっかけに今後ホワイトデーはなしというか、うやむやでもいいかな…と思っています」(Cさん)
新型コロナウイルスの影響は、ホワイトデーの処し方にまで及んでいるようだ。