「だってTシャツやサンダルでもほんのり焼けるのに、マスクで日焼けをしないわけがないと思うんです。マスクをしていた口周りと、それ以外の部分の肌の色が違ってしまうのは、絶対に嫌。体なら隠せますが、顔はどうしようもありませんからね……。
また、マスク部分とそれ以外で、汗のかき方も違いそう。汗で日焼け止めやメイクが崩れることを想定し、今年はこまめな日焼け止めやメイクの塗り直しが必要かなと思っています。また、アイテムとしてはサンバイザーにフェイスシールド、マスクという3点セットでの防備も考えています」(Bさん)
“常夏の国”、タイ在住の30代男性会社員・Cさんは、気温37度でのマスク着用は「ヤバい」と吐露する。
「そもそもタイは大気汚染がひどいので、コロナ以前からマスクをしている人はかなりいましたが、今やマスク着用なしではコンビニも入れません。そして今、タイは1年のうちでいちばん暑い時期。毎日、首都・バンコクの気温は37度くらい。炎天下でマスクをしていると、顔に熱がこもってゆでダコのように真っ赤。息切れしてフラフラになり、ヤバイです」(Cさん)
Cさん自身はその対策として、移動スピードに気をつけるようにしているという。
「タイの人は基本的に歩くのが嫌いで、移動はバイクタクシーかバス、もしくは車という人が多い。歩いていても、速度はかなり遅いんです。それを見習ってゆっくり歩くと、かなり楽でした。呼吸を乱さないことが何より大事。どんどん苦しくなるからです。霧吹きで定期的にマスクに水を吹きかけるのも爽快です。冷却スプレーを吹きかけたり、冷却シートを首に張るのもアリだと思います。でも、タイの人によると、『一番いいのは外出しないこと』だそうです(笑)」(Cさん)
今から懸念される夏マスク問題。外出する際はくれぐれも気をつけたい。