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【ドル円週間見通し】日米の株高に伴う円売り・ドル買いは続くか

・6月8日-12日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)5月CPI 10日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+1.3%
 参考となる4月実績は前年比+1.4%。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、旅行関連と衣料品への支出が減少した。5月については、4月に続いて旅行関連と衣料品の支出減少が予想されていることから、インフレ率は4月実績をやや下回る可能性がある。

○(米)FOMC会合10日(水)日本時間11日午前3時結果判明
・予想は、金融政策の現状維持
 パウエルFRB議長は5月29日開催のイベントで「まず行動し、それから答えを出すというのが現在置かれている状況だと、私は強く確信している」との見方を示した。現行の金融緩和策は妥当な措置であることを示唆しており、FOMCメンバーも同じ見解であることから、今回の会合では金融政策の現状維持が全会一致で決定される見込み。

○(欧)4月ユーロ圏鉱工業生産 12日(金)午後6時発表予定
・予想は前月比-20.0%
 4月については、ウイルス感染の拡大を抑制するために欧州各国で導入された都市封鎖などの影響を全面的に受けることから、2カ月連続で大幅な減少となる可能性が高い。

○(米)6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報 12日(金)午後11時発表予定
・予想は、75.0
 参考となる5月確定値は72.3で速報値から下方修正された。期待指数確定値は65.9で2013年以来の低水準。6月については、経済活動の再開を受けて改善する見込みだが、5月の期待指数が市場予想を下回っており、大幅な改善は期待できない。

○その他の主な経済指標の発表予定
・8日(月):(日)1-3月期国内総生産改定値、(日)4月経常収支、(独)4月鉱工業生産
・9日(火):(日)4月現金給与総額、(独)4月経常収支、(欧)1-3月期ユーロ圏域内総生産確報値
・10日(水):(日)5月国内企業物価指数、(日)4月機械受注、(中)5月消費者物価指数
・11日(木):(日)4-6月期法人企業景気予測調査、(米)5月生産者物価指数
・12日(金):(英)4月鉱工業生産、(米)5月輸入物価指数

【予想レンジ】
・107円50銭-110円50銭

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