コロナによる混乱で家計が影響を受け、新たな収入を探す主婦もいる。今の時代に仕事を探すとなったときに大切なのは、「就活はネットで完結させよ」「エッセンシャルワークに注目せよ」「在宅ワークを始めるべし」の3つがポイントだ。
加えて、どんな仕事を選ぶか、というのも大きなポイント。「いま主婦にとって狙い目の仕事」リストを、人事担当者や識者の分析を交えて紹介する。
エッセンシャルワーク
【ファストフード店の店員】
例えば、日本マクドナルドの場合、勤務時間は週2時間から、シフトは毎週提出、長期休みOKなど、時間の融通が利きやすいのがメリット。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言中も、このフレキシブルな勤務体制で乗り切ったスタッフが多い。
「主婦のスタッフがお子さんの臨時休校で数か月休んでも、逆に大学生やフリーターのスタッフを派遣し合う体制も整っているため、自分の勤務する店舗が休業になっても、他店舗で仕事を継続したスタッフも多くいました」(同社人事担当)
時給など諸条件は店舗によるが、基本的に昇格、昇給、社員登用制度もあり、だ。
【家事代行スタッフ】
掃除、調理、整理整頓、子供の見守りなど、主婦の経験を最大限に生かせるのが、家事代行だ。研修を受けることでさらなる家事力が身につくため、プライベートにもその技術を生かせるのがうれしい。コロナ禍では、外出できない高齢者や休園・休校で子供の面倒を自宅で見なければならない共働き世帯からのニーズが増えたという。
家事代行サービス「パソナライフケア」の場合、登録して有給の研修を受けた後、プランナーが希望の条件内で仕事をマッチング。勤務時間は週2時間からOK。雇用形態は契約社員。発注側やプランナーから高評価が得られれば、昇給の上、10年以上契約が続くケースも。時給は1500円から(関東)。福利厚生は正規社員と同等。
「お客さまを家族同然と思えるホスピタリティー精神があれば、資格も高い家事能力も問いません。50~60代を中心に上は70代まで活躍されています」(同社広報)