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【ドル円週間見通し】米長期金利は低下し、ドルの先安観が台頭

・6月15日-19日週に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(日)日本銀行金融政策決定会合 16日(火)金融政策決定会合の終了予定時刻は未定
・予想は、金融政策の現状維持
 国内経済活動の段階的な拡大を受けて、追加緩和策導入の必要性は低下しつつある。今回の会合では企業の資金繰り支援策の効果を確認し、支援策の枠組みを継続する見通し。長短金利操作などの現行の金融緩和策(国債買い入れなど)も維持される見込み。

○(米)5月小売売上高 16日(火)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+7.8%
 参考となる4月実績は前月比-16.4%。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、オンライン販売は増加したが、他の項目はすべて大幅な減少を記録した。5月については、食料品、衣料品、電子機器・家電などの売上高が大幅に増加すると予想されており、やや高い伸びを記録するとみられる。

○(日)5月貿易収支 17日(水)午前8時50分発表予定
・予想は-9900億円
 参考となる5月上中旬分の貿易収支は、-1兆350億円で赤字幅は前年同期比をわずかに下回った。前年5月の貿易収支は最終的に-9654億円だったが、今年5月については、輸出数量が大幅に減少していることから、赤字額は昨年5月実績をやや上回る可能性がある。

○(米)5月住宅着工件数 17日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、110万戸
 新型コロナウイルス感染拡大の抑制に向けた全国的なロックダウン(都市封鎖)で、4月は1959年以来最大の減少率を記録した。5月については、経済活動の一部再開を受けて前月比で増加する見込みだが、感染被害の影響は消えていないことから、110万戸レベルにとどまると予想される。

○その他の主な経済指標の発表予定
・15日(月):(中)5月小売売上高、(中)5月鉱工業生産、(欧)4月ユーロ圏貿易収支、(米)6月NY連銀製造業景気指数、(米)4月対米証券投資状況
・16日(火):(英)5月失業率、(米)5月鉱工業生産
・17日(水):(米)5月建設許可件数、(英)5月消費者物価指数
・18日(木):(英)英中央銀行MPC、(米)6月フィラデルフィア連銀景況調査
・19日(金):(日)5月全国消費者物価指数、(欧)4月ユーロ圏経常収支、(米)1-3月期経常収支

【予想レンジ】
・105円50銭-108円50銭

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