新型コロナウイルスの流行は、世のトイレ事情も変化させているようだ。最近では感染対策の観点から、特に衛生面に注意を払う人が増えている。たとえばトイレでは「ふたをしてから流す」ことを心がけるようになった人も多いのではないだろうか。
だが、そうした新しい習慣にまだ慣れてないせいか、つい“うっかり”してしまう人も増えているようだ。
スポーツジムに通う70代の女性・Aさんは、「“遭遇”する確率が明らかに増えました」と流し忘れの実情を話す。
「閉まっているトイレのふたを開けると、トイレットペーパーや固形物など、まだ流しきれていないものが浮いている……ということが増えました。ふたをしめて流すのはいいですが、全部流れたかどうか、流したあとにもう一度ふたをあけて、ちゃんと確認してほしいです」(Aさん)
オフィスのトイレでも問題はあるようだ。30代の男性会社員・Bさんの会社は、社員が交代でトイレ掃除をすることになっている。流し忘れは、もともと一定数あったというが、コロナ禍のいま、Bさんは不快感をあらわにする。
「コロナ騒動になってから、トイレの衛生面にもすごく注意深くなり、手指の消毒はもちろん、ふたを閉めて流すことも周知徹底されました。でも、そうなると、本当に流し忘れが多くなったんです。うちの会社では社員が掃除をする決まりなので、必ずトイレに行かなくてはならないし、そのトイレも選べない。他人の流し忘れは本当に不快です。ふたを開けてびっくりするし、感染も怖いので本当に勘弁してほしい」(Bさん)
トイレットペーパーの「三角折り」が怖い…
トイレ問題は、流し忘れだけではない。30代の女性会社員・Cさんは最近カフェのトイレを利用した際、トイレットペーパーの扱いに気持ち悪さを感じることがあった。