医療費の記入は「病気ごとに」
申請書の書き方も注意を要する。「高額療養費支給申請書」には、1枚目に被保険者の振込先などを、2枚目にその月にかかった医療費の内訳を記入する(別掲図1参照)。その際、注意したいのが項目の分け方だ。
基本は治療にかかった領収書ごとか、医療費を支払った人ごとに分けて記入する。
「ただし、合算して記入できる場合もあるなど、組合によって異なるので必ず確認が必要です」(前出・北村氏)
また、“保険適用か保険適用外か”も確認しなくてはならない。
「還付の対象は、健康保険の対象となった医療費に限られます。本人が希望した入院時の差額ベッド代や食費などは対象外です。病院の領収書には『保険適用』と『保険適用外』が分けて記載されるので、しっかりと確認してください」(前出・北村氏)
※週刊ポスト2020年7月24日号